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『スペーシア ベースって、普通のスペーシアと何が違うの?』と気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、ベースは乗用のスペーシアとは別の型式(5BD-MK33V)の軽貨物車です。税は安くなりますが、車検の周期や後席、安全装備は乗用と違います。
この記事を読めば、4ナンバーで使って得をするかどうかを、数字で判断できるようになります。
スペーシア ベースとはどんな車?
スペーシア ベースは、2022年8月26日に発売された軽商用車です(スズキ公式リリース)。ナンバーは4ナンバー、つまり軽貨物の扱いになります。
ここで大事なのは、ベースは現行スペーシア(MK94S/MK54S)とは世代が違うという点なんです。
型式は5BD-MK33Vで、先代(2代目)スペーシアの世代をベースにしています。そのため、装備や燃費を現行スペーシアの数字で考えるとズレてしまいます。
| 項目 | スペーシア ベース | 現行スペーシア(参考) |
|---|---|---|
| 発売 | 2022年8月26日 | 2023年11月22日 |
| 型式 | 5BD-MK33V | 5AA-MK94S/4AA-MK54S |
| 区分 | 軽四輪貨物(4ナンバー) | 軽乗用 |
| 乗車定員 | 2名〔4名〕 | 4名 |
| 最大積載量 | 200kg〔100kg〕 | 設定なし |
| エンジン | R06A型 NA(マイルドハイブリッドなし) | マイルドハイブリッド |
〔〕内は後席を使って4人乗るときの値です。後席は「使える補助席」と考えておくと、イメージが近いと思います。
- ベースは軽貨物で、乗用のスペーシアとは型式も世代も別
- 2023年12月21日に法規対応の一部仕様変更と価格改定があった
- 2026年9月時点でも現行モデル。フルモデルチェンジは公式に発表されていない
価格はいくら?グレードの違いは?
グレードはGFとXFの2つです。2026年5月現在のメーカー希望小売価格(消費税込)はこうなっています。
| グレード | 2WD | 4WD |
|---|---|---|
| GF | 1,471,800円 | 1,595,000円 |
| XF | 1,624,700円 | 1,744,600円 |
GFとXFの差は2WDで152,900円です。GF(2WD)は2023年12月の改定前は1,394,800円でした。
ネットで古い価格を見かけたら、改定前の数字かもしれません。見積もりの前に公式の価格表で確かめておきましょう。
- 全高はXFが1,800mm、GFが1,785mm
- ホイールはXFが14インチアルミ(ハーフキャップ付)、GFはスチール
- ACC(全車速追従)はXFのみ
- 全方位モニター用カメラパッケージ(46,200円)はXFに設定
『どうせ仕事で使うならGFで十分かな?』と思いますよね。長距離を走るならACCのあるXF、近場の配達や作業ならGF、という分け方がしやすいです。
サイズは乗用のスペーシアと同じ?
「ホイールベースや大きさは違うの?」という質問もよく見かけます。外寸はほぼ同じで、違うのは全高と重さくらいです。
| 項目(公式諸元) | スペーシア ベース | 現行スペーシア(参考) |
|---|---|---|
| 全長×全幅 | 3,395×1,475mm | 3,395×1,475mm |
| 全高 | XF 1,800mm/GF 1,785mm | 1,785mm |
| ホイールベース | 2,460mm | 2,460mm |
| 最低地上高 | 150mm | 150mm |
| 最小回転半径 | 4.4m | 4.4m(カスタム XS系は4.6m) |
| 車両重量(2WD/4WD) | XF 870/920kg、GF 860/910kg | HYBRID X 880/930kg |
軽自動車の枠いっぱいのサイズなので、駐車場の心配は乗用モデルと変わりません。小回りも4.4mで、狭い路地の配達にも使いやすいですね。
4ナンバーで得をするのはどこ?
ベースを選ぶ大きな理由は、やはり税の安さですよね。乗用のスペーシアと並べるとこうなります。
| 項目 | スペーシア ベース(軽貨物・自家用) | スペーシア/カスタム/ギア(軽乗用・自家用) |
|---|---|---|
| 軽自動車税(種別割) | 年5,000円 | 年10,800円 |
| 初回車検 | 2年 | 3年 |
| 2回目以降の車検 | 2年ごと | 2年ごと |
| 自動車重量税(継続2年分) | 6,600円 | 6,600円 |
軽自動車税は毎年5,800円安くなります。一方で、初回の車検が1年早く来るんです。

例えば新車から3年で考えると、税は17,400円安くなります(5,800円×3年)。その代わり、2年目に車検の費用が1回多くかかる計算です。
車検費用は整備内容と依頼先で変わります。税の差だけで「安い」と決めず、車検と任意保険の見積もりまで含めて比べてみてください。
4ナンバーの貨物車は、乗用車と保険料の決まり方が違います。家族の等級を引き継げるか、使用目的の区分をどうするかは保険会社に確認しておきましょう。
税と車検の考え方はスペーシアの軽自動車税と重量税でも詳しく見ています。
燃費とエンジンは?ターボはある?
ベースのエンジンはR06A型のNA(自然吸気)で、38kW〈52PS〉です。マイルドハイブリッドは付いていません。
| 項目(公式諸元) | スペーシア ベース | 現行スペーシア HYBRID X(参考) |
|---|---|---|
| WLTC燃費(2WD) | 21.2km/L | 23.9km/L |
| WLTC燃費(4WD) | 19.9km/L | 22.4km/L |
| 最高出力 | 38kW〈52PS〉 | 36kW〈49PS〉+モーター |
| 燃料・タンク | レギュラー・27L | レギュラー・27L |
「スペーシアベース ターボ」で探している方もいますが、2026年5月現在の公式価格表にターボのグレードはありません。
ターボの力強さが欲しいなら、乗用のスペーシア ギアのターボか、カスタムのターボが候補になります。
荷室の広さと車中泊の使い勝手
ベースの本領は荷室です。公式の荷室寸法は長さ1,205mm×幅1,245mm×高さ1,220mmとされています。
荷室床面の地上高は540mmです。重い荷物を持ち上げる高さが低めなのは、毎日積み下ろしする人にはありがたいですね。
公式諸元には【】付きの別の値(長さ735mm、幅1,265mm)も書かれています。条件によって値が変わるので、使う前に公式ページの注記で確かめてください。
車中泊については、こんな会話がよくあります。
「ベースって車中泊できるの?」
「荷室は広いけど、床の段差を埋めるマットは用意したほうがいいよ」
棚や仕切りは、純正アクセサリーカタログの用品から選ぶか、イレクターパイプで自作する方もいます。自作の場合、固定が甘いと走行中に動くので注意しましょう。
手順やマット選びはスペーシアで車中泊にまとめています。
後悔しやすいのはどんなところ?
ベースで後悔の声が出やすいのは、乗用車の感覚で選んでしまったケースです。
- 後席は補助的。4人でよく乗るなら乗用のスペーシアが向いている
- 衝突被害軽減ブレーキは旧世代の「デュアルカメラブレーキサポート」
- パーキングセンサーはリヤのみ。前は付かない
- ACCはXFのみで、停止保持の記載はない
- 初回車検が2年で来る
特に安全装備は、現行スペーシアの「デュアルセンサーブレーキサポートII」と世代が違います。『スペーシアだから同じだろう』と思い込まないようにしたいところです。
ISOFIXの有無やUSBの位置など、細かい装備は年式で違う場合があります。欲しい装備はカタログと実車で確かめておきましょう。
色と「生産終了」の話
ボディカラーは現在4色です(デニムブルーメタリック/ピュアホワイトパール(有料)/ブルーイッシュブラックパール3/モスグレーメタリック)。
「スペーシアベース 生産終了」と話題になったのは、実はアクティブイエローのことなんです。この色は2026年1月で生産終了になりました(公式ページ注記)。車種そのものの生産終了は発表されていません。
「新型はいつ?」という質問も多いですよね。予想記事はありますが、2026年9月時点でスズキからの発表はありません。
中古のベースを探すときに見たいこと
ベースは2022年8月発売なので、中古でもまだ年式が新しい車ばかりです。ただ、選び方のコツはあります。
- 2023年12月21日の一部仕様変更の前か後か(初度登録年月で見る)
- GFかXFか(ACCやアルミホイールの有無が違う)
- 事業で使われた車なら、荷室の傷と走行距離
- 残りの車検期間(貨物は2年ごとなので短くなりやすい)
『安い中古を見つけたけど、前のオーナーが仕事で使っていたみたい…』ということもありますよね。荷室の床や内張りの傷は、写真だけでなく実車で見ておくと安心です。
中古選びの全体像はスペーシアの中古車の選び方で紹介しています。
ベースと乗用スペーシア、どちらを選ぶ?
最後に、どちらを選ぶかの目安をまとめておきますね。

- 荷物を積む時間が長く、後席はたまにしか使わない
- 毎年の税を抑えたい(年5,000円)
- 仕事や趣味の道具を積む専用車が欲しい
- 車中泊用に荷室を作り込みたい
- 家族4人で乗る機会が多い
- 最新世代の安全装備(ACC停止保持など)が欲しい
- 燃費を重視する(2WDで23.9km/L前後)
- 車検は初回3年がいい
エブリイと比べる方もいますが、ベースは乗用車に近い運転感覚と荷室を両立したい人向けです。競合はホンダ N-VANやダイハツ アトレーになります。
乗用モデル同士の違いはスペーシアカスタムと標準の違い、全体像はスペーシアのグレードの違い一覧で比べられます。
新車で迷っているなら、ベースと乗用スペーシアの両方で見積もりを取り、総額と車検までの費用を並べてみてください。
値引きの目安はスペーシアの値引き相場と限界額で紹介しています。
- スズキ スペーシア ベース 公式サイト:最新の価格・グレード・装備はメーカーの公式情報で確認できます
- 軽自動車検査協会:軽自動車の車検・名義変更などの手続き
よくある質問
スペーシア ベースはいつ発売されましたか?
2022年8月26日発売です。2023年12月21日に法規対応の一部仕様変更と価格改定が行われています。
スペーシア ベースの燃費はどれくらいですか?
WLTC燃費は2WDが21.2km/L、4WDが19.9km/Lです。GFとXFで同じ値です。
スペーシア ベースにターボはありますか?
2026年5月現在の公式価格表では、ターボのグレードは設定されていません。エンジンはR06A型のNAです。
スペーシア ベースは生産終了したのですか?
生産終了になったのはボディカラーのアクティブイエロー(2026年1月)です。車種の生産終了やフルモデルチェンジは公式に発表されていません。
4人乗れますか?
乗車定員は2名〔4名〕です。4人乗ると最大積載量は200kgから100kgになります。
まとめ
- ベースは型式5BD-MK33Vの軽貨物。現行スペーシアとは世代が別
- 価格はGF 1,471,800円、XF 1,624,700円(2WD・2026年5月現在)
- 軽自動車税は年5,000円で乗用より5,800円安いが、初回車検は2年
- 燃費は2WDで21.2km/L。マイルドハイブリッドとターボはない
- 安全装備は旧世代。4人でよく乗るなら乗用モデルが向いている





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