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『スペーシアって、乗り心地が悪いって聞くけど本当?』と気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、軽自動車としては落ち着いた乗り心地です。ただ、背の高いボディなのでカーブや横風で揺れを感じやすく、グレードでタイヤが違う点も感じ方に影響します。
この記事では、揺れや音の原因をグレード別の数字で見て、今日からできる改善方法までお伝えします。
スペーシアの乗り心地は悪い? よく言われる声
口コミでよく見かけるのは、次のような声です。
- 背が高いので、カーブで体が振られる感じがある
- 段差を越えた時に、後ろの席が揺れやすい
- 高速道路では、ロードノイズや風の音が気になる
- 一方で、街中では思ったより静かで柔らかい
どれも一般的によく言われる話で、感じ方には個人差があります。
実は、スーパーハイトワゴンと呼ばれる背の高い軽自動車は、どの車種も同じような悩みを抱えやすいんです。スペーシアだけが特別に悪い、というわけではありません。
乗り心地の感じ方は、グレード(タイヤサイズ)、乗る席、乗る人数と荷物、走る道で変わります。「悪い」と感じた時は、どれが原因かを一つずつ見ていくと対策が見えてきます。
なぜ揺れる? 背の高さと重さの関係
『なんで背の高い車は揺れやすいの?』と思いますよね。
スペーシアの全高は1,785mm(ギアはルーフレール込み1,800mm)です。一方、全幅は軽自動車の枠いっぱいの1,475mmです。
幅に対して背が高いので、カーブでは上のほうが外に振られるように感じやすくなります。後席や荷室に荷物を多く積むと、この感じはさらに強くなることも。
| 項目 | スペーシア/カスタム | スペーシア ギア |
|---|---|---|
| 全高 | 1,785mm | 1,800mm(ルーフレール込み) |
| 全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
| ホイールベース | 2,460mm | 2,460mm |
| 最低地上高 | 150mm | 150mm |
数値はスズキ公式の諸元表の値で、3代目(MK94S/MK54S・2023年11月発売)のものです。
例えば、家族で出かけた時にこんな会話になることがあります。
「後ろの席、カーブでちょっと揺れるね」
「少しスピードを落として曲がってみるよ」
カーブの手前でしっかり減速するだけで、後席の揺れはかなり抑えられます。
荷物の積み方でも揺れは変わる
意外と見落としがちなのが、荷物の置き場所です。
重い物を高い位置に積むと、車の重さが上に寄って揺れを感じやすくなります。水のケースや工具箱のような重い物は、荷室の床の前寄りに置くのがコツです。
「いつもより揺れる気がする」
「荷室に積んだままの灯油タンク、下ろしてみたら?」
こんなふうに、積みっぱなしの荷物を見直すだけで乗り味が変わることもあります。
- 重い物は床に、軽い物は上に置く
- 荷物は片側に寄せず、左右に分けて置く
- 走行中に動かないようベルトやネットで固定する

グレードで乗り心地は変わる? タイヤと重さを比べる
乗り心地に関わる数字として、分かりやすいのがタイヤサイズと車両重量です。
| グレード(2WD) | タイヤサイズ | 車両重量 |
|---|---|---|
| スペーシア HYBRID G | 155/65R14 | 850kg |
| スペーシア HYBRID X | 155/65R14 | 880kg |
| カスタム HYBRID GS | 155/65R14 | 890kg |
| カスタム HYBRID XS | 165/55R15 | 910kg |
| カスタム HYBRID XSターボ | 165/55R15 | 910kg |
| ギア HYBRID XZ | 155/65R14 | 900kg |
| ギア HYBRID XZターボ | 155/65R14 | 910kg |
HYBRID G 2WDはナビ装着車だと860kgです。4WDは2WDより50〜60kg重くなります。
ここで注目したいのが、カスタム XS・XSターボの15インチタイヤです。65から55へと扁平率が下がると、タイヤの側面が薄くなります。
一般的に、タイヤの側面が薄いほど路面のでこぼこを拾いやすく、ゴツゴツした感じが出やすくなります。そのかわり、カーブでふらつきにくいと感じる方もいます。
- 段差の当たりが柔らかく感じやすい
- タイヤ交換の費用を抑えやすい
- 段差でゴツゴツ感じやすい
- ただしカーブでしっかり感を感じる人もいる
『カスタムの乗り心地が悪いって聞いたのは、これが理由?』と思った方もいるかもしれません。
感じ方は人それぞれなので、試乗で標準やGSと乗り比べてみるのが一番分かりやすいですよ。
カスタムと標準の違いは、スペーシア カスタムと標準の違いで詳しく比べています。
静かさはどう? ロードノイズとエンジン音
次は音の話です。車内の静かさは、主にロードノイズ、風の音、エンジン音の3つで決まります。
どの音が気になっているかで、打てる手が変わってきます。
街中の低い速度では、スペーシアは静かだと感じる方が多いです。気になり始めるのは、速度が上がる高速道路や、荒れた路面を走った時なんです。
| 音の種類 | 出やすい場面 | 対策の方向 |
|---|---|---|
| ロードノイズ | 荒れた路面、高速道路 | 静かさを重視したタイヤに替える |
| 風の音 | 高速道路、横風 | 速度を少し落とす |
| エンジン音 | 加速、上り坂、合流 | 高速をよく走るならターボも検討 |
エンジン音は、NAとターボで感じ方が変わります。NA(R06D型)のエンジン最大トルクは58N・m、ターボ(R06A型)は98N・mです。
トルクに余裕のあるターボは、エンジンの回転を上げずに加速しやすくなります。高速道路の合流や上り坂でも、NAより静かに感じる場面が出てきます。
- 高速道路をよく走るなら、XSターボで回転数の上がり方を試す
- 15インチタイヤの音の感じ方を、GSの14インチと比べてみる
- 後席に座って、同乗者が気になる音も確かめる
ターボとNAの違いはスペーシアのターボは必要かで解説しています。
ロードノイズを減らしたい時は
『高速道路のゴーッという音をもう少し減らしたい』という方もいますよね。
一番手軽なのは、タイヤ交換の時に静かさを重視した銘柄を選ぶことです。タイヤがすり減ってくると音が大きくなりやすいので、溝の残りも見ておきましょう。
ドアや床に静音材を貼る方法もあります。ただ、内張りを外す作業が必要になるので、自分でやるより専門店に相談するほうが安心です。
スペーシア ギアの乗り心地は?
『ギアはSUV風だから、乗り心地も硬いの?』という疑問もありますよね。
ギアは見た目がアウトドア寄りですが、タイヤは標準と同じ155/65R14です(専用のガンメタリック14インチアルミ)。室内寸法も標準・カスタムと同じ2,170×1,345×1,415mmです。
違いは、ルーフレールのぶん全高が1,800mmと少し高いことです。屋根にキャリアや荷物を載せると、さらに重さが上に来るので、カーブでの揺れを感じやすくなります。
ルーフキャリアに重い物を載せると、揺れやすさが増します。重い物はなるべく車内の床に置き、屋根には軽くてかさばる物を載せるようにしましょう。
ギアの特徴はスペーシア ギアとは?標準・カスタムとの違いにまとめています。
乗り心地を改善する方法 お金をかけない順に
『乗り心地が悪いと感じたら、どうすればいい?』という方も多いはずです。
まずは、お金をかけずにできることから試してみてください。意外と効果が出ることがあるんです。
- タイヤの空気圧を、運転席ドアの付近に貼られた指定値に合わせる
- 荷室や後席に積みっぱなしの重い荷物を下ろす
- カーブの手前で減速し、ブレーキはじわっと踏む
- 後席の人の座る位置や背もたれの角度を見直す
- タイヤ交換の時期に、乗り心地や静かさを重視したタイヤを選ぶ
空気圧は月に1回見ておく
空気圧が指定値より高すぎると、段差のたびに突き上げを感じやすくなります。逆に低すぎると、ふらつきや燃費の悪化につながります。
ガソリンスタンドで無料で見てもらえることも多いので、給油のついでに頼んでみてください。
空気圧は、乗っていなくても少しずつ抜けていきます。長く見ていない方は、まずここから確かめてみるのがおすすめですよ。
タイヤ選びで変わること
タイヤには、静かさや乗り心地を重視した銘柄があります。タイヤ交換の時期が来たら、こうした銘柄を選ぶのも一つの方法です。
サイズを変える場合は、指定サイズとの違いに注意しましょう。タイヤの選び方と交換費用はスペーシアのタイヤサイズと交換費用で解説しています。
社外のショックアブソーバーやサスペンションに交換する方法もあります。ただ、乗り心地が良くなるとは限らず、保証や車検への影響も考える必要があります。販売店や整備工場に相談してから決めましょう。
走行中のカタカタ音が気になる時は、スライドドアまわりが原因のこともあります。スペーシアのスライドドアの使い勝手と不具合もあわせて見ておくと安心です。
長い距離で疲れにくくするには?
乗り心地の良し悪しは、長く乗った時の疲れ方にも表れます。
『遠出すると、いつもより疲れる気がする』という方は、揺れだけでなく運転の負担も見直してみてください。
| 疲れを減らす装備 | 付いているグレード |
|---|---|
| ACC[全車速追従・停止保持]・車線維持支援 | カスタム全車、ギア全車(スペーシア HYBRID Xはセーフティプラスパッケージ66,000円で装着) |
| ヘッドアップディスプレイ[カラー] | カスタム XS・XSターボ、ギア全車 |
| ステアリングヒーター | カスタム XS・XSターボ、ギア全車 |
価格は2026年5月現在のメーカー希望小売価格(消費税込)です。スペーシア HYBRID GにはACCの設定がありません。
ACCは前の車との距離を保ちながら速度を調整してくれるので、高速道路でアクセルを踏み続ける負担が減ります。揺れそのものは変わらなくても、体の疲れ方は変わってくるんです。
背の高い車は、横風や段差の揺れで体に力が入りがちです。1〜2時間に1回は休憩を入れて、体を伸ばしてみてください。
後席の乗り心地と、購入前に確かめること
乗り心地の不満は、運転する人より後席の人から出ることが多いですよね。
後席は後輪の近くに座るので、段差の揺れを感じやすい位置です。家族を乗せることが多いなら、試乗では後席にも座ってみてください。
- 後席に座って、段差を越えた時の揺れを確かめる
- 14インチと15インチのグレードを乗り比べる
- 可能なら、少し速度の出る道も走って音を聞く
- 荷物を積んだ状態を想像して、揺れ方を考える
後席の広さや座り心地は、スペーシアの後部座席の広さと座り心地で詳しく解説しています。
グレードが決まったら、値引きの進め方も押さえておきましょう。
スペーシアの値引き相場と交渉の順番が参考になります。
ボディサイズを他の車と比べたい方は、スペーシアのサイズ一覧も見てみてください。

よくある質問
スペーシアの乗り心地は悪いですか?
軽自動車としては落ち着いた乗り心地ですが、背が高いのでカーブや横風で揺れを感じやすい面があります。感じ方はグレードや乗る席でも変わります。
スペーシア カスタムの乗り心地が硬いと言われるのはなぜですか?
カスタム HYBRID XS・XSターボは165/55R15の15インチタイヤです。側面が薄いぶん、段差でゴツゴツ感じやすいためと考えられます。HYBRID GSは14インチです。
スペーシア ギアの乗り心地は悪いですか?
タイヤは標準と同じ155/65R14です。全高が1,800mmと少し高いので、屋根に荷物を載せると揺れを感じやすくなります。
乗り心地をお金をかけずに改善する方法はありますか?
タイヤの空気圧を指定値に合わせる、積みっぱなしの荷物を下ろす、カーブ手前で減速する、といった方法があります。
高速道路で静かなのはNAとターボのどちらですか?
ターボのエンジン最大トルクは98N・mで、NAの58N・mより大きいです。回転を上げずに加速しやすいので、合流や上り坂で静かに感じる場面があります。
まとめ
- 背が高く幅は1,475mmなので、カーブや横風で揺れを感じやすい
- カスタム XS・XSターボは15インチ(165/55R15)で、段差の当たりが硬めに感じやすい
- 標準・カスタム GS・ギアは14インチ(155/65R14)
- 高速道路の静かさは、トルクに余裕のあるターボが有利な場面がある
- 改善はまず空気圧と荷物の見直しから。タイヤ選びも効く





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