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スペーシアに乗り換えたら、サイドブレーキのレバーが見当たらなくて戸惑った。そんな方も多いはずです。
結論から言うと、3代目スペーシア(MK94S/MK54S・2023年11月発売)は、グレードによって「足踏み式」と「電動パーキングブレーキ」の2種類があります。カスタムとギアは全車が電動で、標準のスペーシアは足踏み式が基本です。
ここでは、自分の車がどちらかの見分け方と、それぞれの使い方、困った時の確かめ方をお話しします。
スペーシアのサイドブレーキはどこにある?
『手で引くレバーがないけど、どこなの?』と探してしまいますよね。
スペーシアには、昔ながらの手で引くサイドブレーキレバーはありません。前席の足元が広く、左右を行き来しやすい作りになっているためです。
代わりに付いているのは、次のどちらかです。
| モデル・グレード(3代目) | パーキングブレーキの方式 | ブレーキホールド |
|---|---|---|
| スペーシア HYBRID G | 足踏み式 | なし |
| スペーシア HYBRID X | 足踏み式 | なし |
| スペーシア HYBRID X セーフティプラスパッケージ装着車 | 電動パーキングブレーキ | あり |
| スペーシア カスタム 全車(GS・XS・XSターボ) | 電動パーキングブレーキ | あり |
| スペーシア ギア 全車(XZ・XZターボ) | 電動パーキングブレーキ | あり |
出典はスズキ公式サイトの装備表です。セーフティプラスパッケージはスペーシア HYBRID X だけに設定されたメーカーオプションで、66,000円(2026年5月現在のメーカー希望小売価格・消費税込)です。
運転席の右足のさらに左奥、ペダルの並びにもう1本小さなペダルがあれば足踏み式です。センターのシフト付近に「P」マークのスイッチがあれば電動パーキングブレーキです。
つまり「スペーシアカスタムのサイドブレーキ」「スペーシアギアのサイドブレーキ」を探している方は、スイッチ式の電動パーキングブレーキを見ればOKなんです。

足踏み式パーキングブレーキの使い方
標準のスペーシア HYBRID G・HYBRID X(オプションなし)は足踏み式です。慣れれば手で引くより楽ですよ。
- ブレーキペダルを右足でしっかり踏んで、車を止める
- シフトを「P」に入れる
- 左足でパーキングブレーキのペダルを奥まで踏み込む
- 解除する時は、ブレーキペダルを踏んだままパーキングブレーキペダルをもう一度踏み込むと戻る
解除の操作は車によって違うことがあります。レバーを引いて戻すタイプもあるので、最初の1回は取扱説明書で確かめておきましょう。
『踏みが浅いと効いてないのでは?』と不安になる方もいるはずです。
メーター内のブレーキ警告灯(赤い「P」やびっくりマーク)が点いていれば、パーキングブレーキはかかっています。坂道では、奥までしっかり踏み込んでおくと安心です。
足踏み式は、解除し忘れても車が動いてしまうことがあります。走り出す前にメーターの警告灯が消えているかを見る習慣をつけておきましょう。
電動パーキングブレーキの使い方
カスタム全車、ギア全車、そしてセーフティプラスパッケージを付けた HYBRID X は電動パーキングブレーキです。スイッチ1つで操作できます。
一般的な操作は次のとおりです。細かな条件はグレードや年式で違うことがあるので、車に付いている取扱説明書で確かめるのが確実です。
- かける時: 車を止めてスイッチを引き上げる。メーターの表示が点けば作動
- 解除する時: ブレーキペダルを踏んだままスイッチを押し下げる
- 自動で解除される場面: シートベルトを締めてドアを閉め、アクセルを踏むと解除される仕組みが多い
「ブレーキを踏まずにスイッチを押しても解除されない」と戸惑う声はよく聞きます。これは故障ではなく、うっかり動き出すのを防ぐための仕組みなんです。
例えばこんな場面です。
「スイッチを押しても外れないんだけど、壊れた?」
「ブレーキペダル、踏んでる?」
「あ、踏んでなかった」
最初はこのやり取りがかなり多いです。まずは右足でブレーキを踏む、を思い出してみてください。
電動パーキングブレーキは、条件によってはシフトをPに入れてエンジンを切った時に自動でかかる設定の車もあります。自分の車の動きは、一度止めて警告灯を見て確かめておくと安心です。
ブレーキホールドは何が便利?
電動パーキングブレーキの車には、ブレーキホールドも付いています。信号待ちでブレーキペダルから足を離しても、止まったままでいてくれる機能です。
『信号のたびに右足を踏みっぱなしで疲れる』という方には、かなり楽になる機能ですよね。
- シートベルトを締めて、ブレーキホールドのスイッチを押す(メーターに待機中の表示が出る)
- 走行中にブレーキで止まると、足を離しても停止を保つ
- アクセルを踏むと、ブレーキが自動で解除されて発進する
ブレーキホールドはエンジンをかけ直すと、初期状態に戻る車が多いです。毎回スイッチを押す必要があるかどうかは、取扱説明書の「ブレーキホールド」の項目で確かめてみてください。
- 洗車機に入る時(車を押して動かす必要があるため)
- 車庫入れで少しずつ動かしたい時
- 渋滞でじわじわ進む時に、止まるたびにカクッとするのが気になる時
ACC(全車速追従・停止保持)と組み合わせると、渋滞の停止からの発進も楽になります。これも電動パーキングブレーキ付きの車だけの機能です。
電動と足踏み式、どちらがいい?
これから買う方は、ここで迷いますよね。結論から言うと、長距離や渋滞が多いなら電動の方が満足しやすいです。

- ブレーキホールドで信号待ちが楽
- ACCの停止保持まで使える
- 解除のし忘れを防ぎやすい
- ブレーキホールドとACCがない
- 左足で踏む操作に慣れが必要
- その代わり車両価格は抑えられる
標準のスペーシアで電動にしたい場合は、HYBRID X にセーフティプラスパッケージを付ける選び方になります。
| 比べる組み合わせ | 2WD価格 | 差額 |
|---|---|---|
| スペーシア HYBRID X | 1,705,000円 | 基準 |
| HYBRID X セーフティプラスパッケージ装着車 | 1,771,000円 | 66,000円 |
| スペーシア カスタム HYBRID GS | 1,801,800円 | 96,800円 |
価格は2026年5月現在のメーカー希望小売価格(消費税込)です。66,000円で電動パーキングブレーキ、ブレーキホールド、ACC、車線維持支援がまとめて付くので、通勤で渋滞に当たる方には見ておきたい選択肢です。
グレードごとの装備の差はスペーシアのグレードの違いを一覧で比較で詳しく並べています。見積もりで総額を比べる時はスペーシアの値引き相場と限界額も合わせて見てみてください。
警告灯が消えない・解除できない時は?
『パーキングブレーキを外したのに、赤いランプが消えない』。これは焦りますよね。
まずは落ち着いて、次の順番で確かめてみてください。
- 足踏み式なら、ペダルが奥まで戻っているか
- 電動なら、ブレーキペダルを踏んでからスイッチを押し下げたか
- ブレーキ液の量が減っていないか(同じ赤い警告灯で知らせる車が多い)
- メーターに「パーキングブレーキ」関連のメッセージが出ていないか
ブレーキの警告灯は、パーキングブレーキだけでなくブレーキ液の不足でも点きます。解除しても消えない時は、無理に走り続けないでください。
電動パーキングブレーキで黄色の警告表示が出る時は、システムの不具合を知らせていることがあります。この場合は販売店で点検を受けるのが安心です。
走行中にブレーキの警告灯が点いた時は、安全な場所に止めて取扱説明書の警告灯のページを確かめましょう。ブレーキの効きに違和感がある時は、自走せずにロードサービスを呼ぶ判断も大切です。
警告灯の色ごとの意味はスペーシアの警告灯・警告音の意味と対処でまとめています。修理が必要になった時の費用の目安はスペーシアの故障しやすい箇所と修理費の目安をどうぞ。
冬場や長く止める時の注意点
雪の多い地域の方は、冬のパーキングブレーキの使い方も気になるはずです。
寒い地域では、パーキングブレーキが凍りついて解除できなくなることがあると言われます。濡れた状態で長時間かけっぱなしにすると起きやすいです。
平らな場所なら、シフトをPに入れて輪止めを使う方法もあります。ただし坂道では忘れずにしも安全とは言えないので、駐車場所の傾きを見て判断してみてください。電動パーキングブレーキの車は、自動でかかる設定を一時的に切れるかを取扱説明書で確認しておくと安心です。
洗車機を使う時も同じです。ブレーキホールドや電動パーキングブレーキが作動したままだと、車が動かせずに困ることがあります。
4WDを選ぶか迷っている方は、スペーシアの4WDは必要かも参考にしてみてください。
スペーシア ベースや先代モデルは?
スペーシア ベース(MK33V・2022年8月発売)は、乗用の3代目とは別の型式です。装備も先代ベースの内容なので、3代目の表をそのまま当てはめないでください。
2代目(MK53S)や初代(MK32S/MK42S)も、パーキングブレーキの方式は年式やグレードで違うことがあります。
車検証で型式を見て、足元のペダルかシフト付近のPスイッチかを目で見るのが一番早いです。中古で買った車は、取扱説明書が車に残っているかも確かめておきましょう。
取扱説明書の探し方はスペーシアの取扱説明書の見方とよく使う設定で説明しています。
- 国土交通省「自動車総合安全情報」:安全装備・点検整備の公的な案内
よくある質問
スペーシアカスタムにサイドブレーキはありますか?
手で引くレバーはありません。3代目のカスタムは全車が電動パーキングブレーキで、シフト付近のスイッチで操作します。
スペーシアギアのサイドブレーキはどうやって解除しますか?
ブレーキペダルを踏んだまま、電動パーキングブレーキのスイッチを押し下げます。シートベルトを締めてアクセルを踏むと自動で解除される仕組みもあります。
標準のスペーシアを電動パーキングブレーキにできますか?
HYBRID X にセーフティプラスパッケージ(66,000円・2026年5月現在の税込価格)を付けると電動になります。HYBRID G には設定がありません。
ブレーキホールドは毎回オンにする必要がありますか?
エンジンをかけ直すと初期状態に戻る車が多いです。自分の車の動きは取扱説明書のブレーキホールドの項目で確かめてみてください。
パーキングブレーキを外しても警告灯が消えません。
ブレーキ液の不足でも同じ警告灯が点くことがあります。無理に走らず、取扱説明書の警告灯のページを確認し、販売店で点検を受けてください。
まとめ
- 3代目スペーシアは、HYBRID G・HYBRID X が足踏み式、カスタム全車・ギア全車が電動パーキングブレーキ
- HYBRID X はセーフティプラスパッケージ(66,000円)で電動パーキングブレーキとブレーキホールドが付く
- 電動の解除はブレーキペダルを踏んでからスイッチを押し下げる
- 警告灯が消えない時はブレーキ液の不足も疑い、無理に走らない





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